【ギア比について】ロボテックカップに活かそう!

5月最初の授業から『ロボテックカップ』に向けての授業が始まりました。

LEGO Educationシリーズの、WEDO2.0を使ったロボテック内の大会です。

大会の内容は『速い車・かっこいい車』を作る。となります。

今日は、速い車を作る上でとても重要な項目、【ギア比】について、学んでみましょう。

ギアの歯の数

wedoのセットの中には4つの大きさのギアがあります。

それぞれの【歯】の数はいくつありますか?

ギアの大きさが違うのはわかると思いますが、重要なのは【歯】の数も違うということです。

 

組み合わせで回転数が変わる

ここに2つのギアを組み合わせることにします。

それぞれの組み合わせは・・・

上)同じ大きさのギアを2個

下)左が大きい、右が小さいギアを2個

歯の数の違いで見るとわかりやすいのではないでしょうか?

上)は左のギアが1回転するときに、右のギアも1回転します。

下)は左のギアが1回転するときに、右のギアは3回転します。

この2パターンの組み合わせでは、どちらが早く回転するか、想像できますか?

風車の回転で速さを見る

分かりやすく速さの違いを見るために風車を作りました。

上)モーター側に小さなギア、羽側に大きなギア

下)モーター側に大きなギア、羽側に小さなギア

さて、どちらの風車が早く回るか、想像できたでしょうか?

プログラム

プログラムでの違いはありません。

最大速度【10】の設定で両方動かしてみます。

結果は?

どちらが早く回転したがわかりましたか?

まとめると・・・

上)モーター側のギアが1回転したときに、羽は1/3回転、つまり、1回転しません。

下)モーター側のギアが1回転したときに、羽は3回転しました。

モーターの速度は同じです。

つまり、【下】のギアの組み合わせのほうが、より早く羽が回転するということがわかりました。

車に応用

さて、今回のロボテックカップでは、車の速さを競います。

風車の羽を早く回転させるのと、車のタイヤを早く回転させるのは同じことですよね?

この【ギア比】の原理をもとに、速い車を作れるといいですね!

楽しみです☆

 

*********************

ロボット・プログラミング教室ロボテックでは、子どもたちが興味を持つブロックという教材を通じて、強要されることなく自然な流れで課題を解決し、それを発表する、さらには他の人の意見に耳を傾けるという力を育んでいきます。

ロボテックでは、ロボットづくりの無料体験を行っております。

授業で実際に使用しているレゴ®WeDo2.0を使ってロボットを組み立て、動かしてみるところまでを体験いただけます。

お気軽にお申し込みください!

無料体験のお申込みはこちら

 

 

robotecスタッフ

robotecスタッフ

ロボテックのスタッフです。授業の様子や、プログラミングの情報を定期的にアップしていきます!