レッスン風景【キャリアカー】ギアの組み合わせを変えると動きが変わる?!過去最大量のブロックを使用!

本日のカリキュラムはゆう先生が作った新しいカリキュラム、【キャリアカー】です。
今日の生徒さんに新しいカリキュラムを試してもらいました。

とっても組み立てが難しく、パーツもたっっっっっくさん使うので、実際に授業で子供たちに教えるときに、どれくらいの時間でできるのか?カリキュラムのどこまで進めることが出来るのか?を試してもらったのです。

キャリアカーとは?

キャリアカーとは?車を乗せて運ぶ車です。
普段、街中でたくさんの車を乗せて走るトラックを見たことありませんか?

今回LEGO、wedo2.0で作るのは、こんな感じのトラックです。

ギアの組み合わせについて

最初に今回使う『ギア』の組み合わせについて学んでいきます。

このカリキュラムの面白いところは、実は、完成後に、ギアの組み合わせを変えることで、モーターの動きが別々のところに伝わり、動かすパーツを変えることが出来るところです!

何のことやら??ですよね。
私も見てビックリでした!こんな組み立て方があるのか!と新発見です!!

まずは、こちらのギアをご覧ください。

Q/問題です。
①のギアを時計周りに回転させると、②③のギアはそれぞれどちら向きに回転しますか?
正解は・・・?
②のギアは反時計回り
③のギアは反時計回り

『時計回り』とか、『反時計回り』とかは、大人は何となく使っていますが、低学年の生徒さんにはまだ知らない子もいらっしゃると思います。
実は、先日の【ロボット検定】にも出た問題でした!
ギアの回転する向きは、wedoでは必ず必要なポイントだと思いますので、これを機に知っておいてもらえるといいですね!

組み立て&完成!

完成でーす!
すごい!さすがです!
パッと見はわからないかもしれませんが、とっても細かい作りになっています。

見てくださいコレ!
wedo2.0のパーツ箱の中・・・。

これしかパーツが余っていないんですよ!!

いやいや、これだけで組み立ての工程がとても長いことがおわかりでしょう!

そして・・・

運転席の中を覗いてみると・・・?
運転席・助手席・ハンドル・ドライブギアまで再現されています。

フィグも乗れそうですね!しまった!試すの忘れてました!
次の機会に乗せてみよう・・・。

キャリアカーの仕組み

キャリアカーのすごいところは、ギアの組み合わせを変えることで、1つのハブ・1つのモーターで、2つの動きを付けることが出来るところ、ですかね。

分かりにくいと思いますので、こちらの動画をご覧ください。

手動になりますが、元々つけている2か所のギアのかみ合わせを変えることで、最初は荷台に乗せる車を引っ張るクレーンの動きを行い、車を乗せ終わったら次に、トラックを走らせる動きとなります。

生徒さんの気付き

今回このカリキュラムを試しに行ってもらって分かったことですが、最初にクレーンで荷台に乗せる車を引っ張るとき、モーションセンサーを付けて自動で止まるようにプログラムしました。

しかし、何度やってもモーションセンサーが反応しません。
講師は???となり、少しの間考え込んでいたら、生徒さんが「モーションセンサーの前にずっとタイヤがあるので、タイヤの黒に反応しないのではないか?」

とのこと。

!!!!
すばらしい!そのとおりだよ!
モーションセンサー距離を検知するセンサーです。
と同時に、黒色だけ反応が変化します。
今回のプログラムを組むときに、モーションセンサーに車が近づいたら止まる・・・という条件でプログラミングしました。
しかし、最初から黒タイヤが目の前にあったので、物体が近づく、という認識にならなかったようです。

そこで、タイヤに水色のマスキングテープを巻いてみました。
すると、見事、センサーが反応してプログラム通りの動きになりました。

この結果をもとに、ゆう先生はカリキュラムを少し変更するそうです。
生徒さんの気付き、素晴らしかったです。

ギアの組み合わせ

実際に作ったキャリアカーのギアの組み合わせはこんな感じでした。

クレーンを動かすためのギアの組み合わせ
トラックを走らせるためのギアの組み合わせ

紐を巻き取るローラーにつながっているギアをモーター側のギアに嚙合わせる(写真左/上)ことで、クレーンを動かす。
トラックを走らせるタイヤにつながるギアをモーター側のギアに嚙合わせる(写真右/下)ことで、トラックが走るようになります。

プログラム

プログラムも複雑です。
S君は一回の授業でプログラムまで完成させてしまいましたが、ブログは2回にわたりお送りしたいと思います。
メッセージブロックは何度も使っていましたが、メッセージブロックを、『もし○○なら・・・』という条件ブロックとして使用することもできるそうです!

私には新しい知識でした!日々学びですね!

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ロボット・プログラミング教室ロボテックでは、子どもたちが興味を持つブロックという教材を通じて、強要されることなく自然な流れで課題を解決し、それを発表する、さらには他の人の意見に耳を傾けるという力を育んでいきます。

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robotecスタッフ

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