栃木市レッスン風景【コマ】wedoの基本も理解できる?!ギアとギアのかみ合わせが大切!
本日は年中・年長さんの授業でしたので『コマ』のカリキュラムを行いました。
本来の目的は『長く回り続けるコマってどんな工夫が必要か?』を学ぶためのカリキュラムですが、未就学児の生徒さんたちに「慣性の法則」や「重力」「空気抵抗」のお話をしてもちょっとピンとこないですよね・・・。
ですので、カリキュラムの内容をかみ砕いて、未就学児の生徒さんにも楽しんで学んでもらえるように進めていきました。
目次
長く回り続けるコマを作るポイントは?
コマが回り続ける動き・・・つまり『ものが動き出したらその運動をずっと続ける性質』のことを、【慣性】と言います。
しかし、コマを回したことのある人はもちろんわかると思いますが、永遠にずっと回り続けることはありません。止まってしまいます。
このコマを動きを邪魔しているものが、先に触れました、「重力」「空気抵抗」そして、「まさつ力」です。
そして、長く回り続けるコマには以下の特徴があります。
①重心の位置を低くすること
②テーブルとの接地面を丸くすること
③コマの外側を重くすること
・・・です。
自分で考えてコマを作ってみよう!
本来は、沢山のコマをつくって、実際に回して検証し、先ほどの3つのポイントに気が付いてもらいたいのですが、今回の授業では先に講師からポイントを説明してしまいました。
講師が言葉で説明した、上記3つのポイントを踏まえたコマが、設計図なしで自分で作れたらOK!設計図なしで物を作ることもとっても大変なことだと思います。
そもそもコマをLEGOブロックで作るのも頭を悩ませるところだと思います。
未就学児の生徒たちは試行錯誤しながら、また、時には「ここをこうしたいのに、出来ない~!先生どうしたらいい??」と、積極的に質問をしながらコマを完成させてくれました。
出来上がったコマを手で回してみよう!
自分で1から作ったコマがちゃんと回ることに感動していました!
すごい!4つの羽をそれぞれがバランスよく取り付けてくれて、上手にまわりました。
ときにはブロックは外れて飛んで行ってしまったりもしましたが、その都度修正して強化して頑張って直してくれていましたよ。
コマスターターを作ってみよう!
次に、自動でコマを回せる『コマスターター』を作ってもらいました。
小さい子たちに、コマを安定して回すのは少し難しい様子でした。このコマスターターを使用すれば、安定した回転をコマに伝えることが出来るようになります。
とはいえ、こちらも設計図なしで作るのは難しいので、講師が見本を作り、それをよく見てまねして作ってもらいました。
設計図ではなく完成形が見本です。
こちらも一つのお勉強になると思います。完成されたものが、どのようなブロックで構成されていて、どの順番で取り付けると上手く組み立てられるのか?を考える必要があります。
よ~く観察して組み立ててくれました!
プログラムを作ったら動かしてみよう!
完成したらプログラムで動かしましょう!
コマを長く回したいので、スピードはMAXの10で。あとは回転する向きを設定するだけの簡単なプログラムです。
しかし、未就学児の生徒たちの難問はこれからです。
コマスターターにどのようにコマをつなげるとコマが回るのか??がいまいち理解できない様子。
そうです。wedo2.0の基本である、『ギアとギアのかみ合わせ』がないと、モーターの働きがコマに伝わりません。
コマのカリキュラムでこの基本が学べることが、講師にとって新たな発見でした!!
更に、早い回転をコマに伝えるためには、モーター側のギアを【大きく】、コマ側のギアを【小さく】することでより早い回転を伝えることが出来ます。
小さな手で、コマスターターにコマの車軸を通すことも一苦労・・・。
それでも、良い感じコマが回り始めるととっても嬉しそうにしてくれました♪
誰が一番長く回るか競争しよう!
何度も練習を重ねて、上手にコマスターターを使って操作できるようになったら皆で競争しました!
大人げなく講師が安定した回転を見せてしまいましたが(笑)、その後、生徒たちだけで対戦しても、勝っても負けても相手を思いやる優しい声掛けでお互いをフォローしてくれていて、素晴らしかったです!感動!
みんな優しくて安心して見守ることが出来ました!
時間いっぱいまで集中して取り組んでくれました!
本日もよく頑張りました☆彡
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