小学生を対象としたプログラミング教室ロボテックではこんな授業をしています
2020年から小学校でも必修となったプログラミング教育。GIGAスクール構想やコロナ禍の影響もあり児童一人一人にタブレットやPCが貸与されている学校がほとんどです。
そんな中、お子様の習い事の一つにプログラミング教室を、と考えている方も多いのではないでしょうか?調べてみるとたくさんのプログラミング教室があって、どれを選んだらよいやら…体験授業を受けるにも忙しくてなかなか時間を取ることもできないという方もおられるかもしれません。
そこで、今回はロボテックではどんな授業を行っているのか、簡単にご紹介し、少しでもロボット・プログラミング教室ロボテックを知っていただきたいと思います。
目次
楽しく遊んで学んでもらいたい
子どもたちの学習能力には驚かされることばかりです。大人になると新しいことを覚えるのも一苦労ですよね。子供たちはたくさんのことをすぐに覚えていく、まるで水をどんどん吸収していくスポンジのようです。
漫画、ゲーム、アニメ、アイドル、etc‥学校の勉強もこれぐらい覚えてくれればいいのに、と感じたことはありませんか?「好き」、「楽しい」ものはすぐに、たくさん覚えていくようです。
ということは、ロボテックの授業も子供たちが好きなものを使って、楽しいと感じてもらえれば子供の成長につながると考えました。
子供たちが好きな教材を使い、たくさんのことを学んで欲しいとロボテックは考えています。
課題を解決する力とコミュニケーションスキルを伸ばす
ロボテックでは主に2つの力を身に着けてもらいたいと思い授業を行っています。
一つは課題を解決する力、もう一つはコミュニケーションスキルです。問題にぶつかった時、何もしない、すぐにあきらめるというのではなく、何とかして解決して欲しいと思っています。そのために必要なのは様々なアイデアを考え出す力、クリエイティブ力です。
一つの方法でもやってだめなら別の方法を試して課題解決に近づいていく。たとえ失敗したとしても、ダメだった、できなかったで終わると自信がなくなってしまい、新たなアイデアを考え出すことをためらってしまいます。
ロボテックでは、できなかったとき、「この方法だと思った通りに行かないということが”わかった”」「また違う課題に挑戦する時に使えそうなアイデアを考えることが”できたね”」「新しいアイデアを考えだせたのは”すごいことだね”」といった声掛けをすることで子供のやる気を損なわないようにしています。
また、課題解決をするためにせっかくいいアイデアを考えても、自分の意見がなかなか言えない、上手に伝えることができずにその意見が採用されないというのは残念なことです。そうならないためにコミュニケーションスキル、プレゼン力を養うことが大切だと考えています。
授業の中で課題解決した方法を先生やお友達に話す機会を設けたり、1年に1度発表会のような場を設けて、プレゼン力を養ってもらえるようにしています。
ロボテックではたくさんの教材を準備して楽しく、学びにつながる授業を提供しています
ロボテックでは子供たちにたくさんの経験をして欲しいという思いもあり、教材をたくさん準備しています。
メインとしているものだけでも、LEGO®WeDo2.0、LEGO SPIKE™プライム、マインクラフト education edition、Scrach、Springin‘の5つがあります。
他にミニ四駆やドローン、3Dプリンターを使った授業を行うこともあります。
プログラムの改良とロボットを改造して課題を解決
LEGOを使ったカリキュラムではプログラムを作ることによって、また、ロボットを改造することによって課題を解決していきます。
モーターのスピード、モーターの回転の向き、ループさせる、音やライトの色、画像表示、演算、センサー、変数を使うなど、様々なプログラミング要素を取り入れて課題を解決していきます。
ギアの組み合わせの変更、タイヤの変更、センサーの取り付け、パーツの付け替えなどの改造をすることで、ロボットの動きを変えたりできることを増やしていきます。
一度プログラミングをして動かしてみます。思った通りに動かないときはすぐに変えてしまうのではなく、一度止まって考えます。
どんな動きをしたか、プログラミングを確認して間違っているところがないかを予想して変更点を見つけ出していきます。
マインクラフトでは、プログラミングを使ってブロックを並べて家の建築、街づくり、マインクラフトの中でさらにゲームを行う授業があるのですが、そのゲームのステージの建築を行います。
また、マインクラフトeducation editionならではのシステムで、プレイヤーの代わりにブロックを置いたりアイテムを集めてくれるエージェントというロボットがいます。
エージェントをプログラミングしてブロックを並べてもらうことをしたりします。その間のプレイヤーは別のことを行うことができます。
プログラムが完成したら実際にブロックを並べてみますが、うまくいかないことも…そんな時は並べられたブロックとプログラム、自分が並べたいと思っていたものとどこが違うのかを見比べてプログラムを改良していきます。
街づくりなどのレッスンの時はみんなで1つのワールドに入って、誰がどこに何を建築するのか、話し合いながら進めていくので、協力、コミュニケーションを取りながら授業が進んでいきます。
Scratchではゲーム作りを行います。プログラムを何度も作り直して思っているように動くゲーム作りをします。基本のゲームは先生に教えてもらいながら作り、その後のアレンジは生徒さんが考えてプログラムをしていきます。
ゲームのキャラクターを自分で描くこともできるので、オリジナルキャラクターも登場して楽しいゲームが出来上がります。
ScratchはLEGO WeDoと接続できるので、モーションセンサー(モノとの距離を検知するセンサー)や、チルトセンサー(傾きを検知するセンサー)を利用してゲームの専用コントローラーを作ることもします。
自分で作ったゲームを自分で作ったコントローラーで遊んだり、他の生徒さんに遊んでもらうこともします。
遊んでみて改良を加えたいときはさらにプログラムを変更していきます。
ゲーム内容、難易度を自由に変えられるのもゲームをプレイする側ではなく作成する側の楽しいところでもあります。
完成したゲームをお友達に遊んでもらうためには、ゲームのルール、特徴などの説明も必要になります。ここでもプレゼン力を養うことができます。
Springin‘ではお絵描きをして、描いた絵に動きをつけてゲーム作りをしていきます。
お絵描きが好きなお子様に人気の教材です。絵にどのよう様な動きをつけるかをよく考えてゲーム作りをしていきます。
自分で作りたいものを絵にして動きをつけていくので表現力を養い、他の人にゲームの説明をすることによってプレゼン力を養うことができます。
ロボテックでは楽しい授業が満載
好きな教材を使用していても、内容が楽しくないとつまらない授業になってしまいます。ロボテックでは様々なカリキュラムを準備しています。
一人でロボットを作って動かすだけでなく、お友達と協力してロボットを動かしたり、野球を楽しんだり、時にはお菓子を取るために頑張ってロボット作り、プログラム作りを頑張ります。
ScratchやSpringin‘では先生が何も言わなくても、積極的に自分のゲームを紹介してお互いにPCやタブレット端末を交換して、ゲームを楽しんでいます。どういうところが楽しい、難しい、もっとこうできるかも…などお互いに情報交換も活発に行われます。
他の人が作ったゲームを見てさらに自分のゲームを改良することもあるので、子供の積極性も身についていきます。
ロボテックでは発表会を行なっています。発表会に向けてどのように授業をすすめているかをご紹介します。
ロボテックでは日頃のお子様の成果を発表する場として、発表会やロボテックカップ(競技会)を行なっています。
ロボテックでは、子どもたちに楽しく遊んで学んでほしいという思いがあります。
とはいえ、1回1回のレッスンで大きく成長できるわけではないので、ロボテックに楽しく通っているのはいいものの、本当に学べているのだろうか?と疑問に感じることもあると思います。短期間で成果が大きく見えてくるというのは難しいものです。
それで、ロボテックでは子どもたちの発表の場として、発表会やロボテックカップ(以下発表会と1つの表現とさせていただきます。)を開催し、保護者の皆さんに、子どもたちの成長している姿を見てもらえるようにしています。
ロボテックで考えている、子どもたちに伸ばしてもらいたいスキル、プレゼンテーション力もこの機会に磨いてほしいという思いもあります。
まずは講師たちがテーマを決めていきます。
まずはロボテックの講師たちで話し合いをし、発表会のテーマを決めていきます。
2020年はSDGsをテーマに2030年までに解決しなければならない問題をどのように解決することができるか、LEGOやマイクラ、Scratchを使って考えてもらいました。
2021年は東京オリンピックが開かれたので、オリンピックをテーマにした発表会を行ないました。オリンピックの競技をLEGOやマイクラの世界で表現したり、新たなオリンピック競技を考えてもらいました。
このように、世の中の流れも取り入れつつテーマを考えさせていただいています。
テーマが決まったらレッスンで使用するカリキュラムの作成をします。
発表会のテーマが決まるとカリキュラムの準備をしていきます。まずは下調べから。SDGsがテーマのときは、まずは講師陣がSDGsについて調べました。そのあと、子どもたちがSDGsを理解しやすいように資料作りをし、カリキュラムに組み込んでいきました。
オリンピックがテーマの時は、オリンピックの競技を下調べしました。子どもたちに自由に制作して欲しいという思いはあるものの、行き詰った時のために参考になるロボットを作ってみたり、インターネットで調査したりしました。
競技会寄りの発表会の際は、学年に合わせて制作するロボットの条件、プログラミングのレベルを検討していきます。使わなければいけないセンサー、取り入れるプログラミングを考えます。
講師たちの準備が整うと、いよいよ発表会に向けてのレッスンが始まります。
発表会の最初のレッスンでは子どもたちと用意されたテーマについて学びます。
講師が準備したカリキュラムにあることを学習したり、すでに子どもたちが知っていることを発言してもらったりしてテーマに対する共通理解を図っていきます。子どもたちからさらなる疑問が生じると、その場でインターネットで検索したり…活発なディスカッションが行なわれます。
テーマについて学んだらアイデアを出し合うために話し合います。
テーマについて学んだあとは、みんなで作品のアイデアを出していきます。普段は1人でロボットを作るレッスンが多いですが、最近のロボテック発表会ではチームで参加してもらうようにしています。みんながそれぞれの意見を出し合い、作りたい作品、どのようにテーマに合わせて、また出された課題にあわせてロボットやマイクラの世界を作ることができるか話し合っていきます。
作品のアイデアがまとまると、制作をするための計画を立てていきます。誰がどの部分を制作するかを話し合い決めていきます。
いよいよ作品作り
計画がまとまると、作品作りに取り掛かります。それぞれがチームで話し合った内容に合わせて作品作りをしていきます。
アイデアを形にしていくのはとても難しいです。
行き詰ったときは、これまでに学習したカリキュラムを引っ張り出してきたり、チームのメンバーに意見を求めたり、インターネットで検索したり、講師との話し合いによって、さらにアイデアを出し合いながら作品が作られていきます。
一度作品を完成させては微調整、更に楽しい作品に出来そうなことを考えて、壮大な作品が出来上がっていきます。
プレゼンの資料も子どもたちが作っていきます。
作品が完成したら、発表するためのプレゼン資料作りです。
Googleスライドを使用して、作品発表に必要な事柄をまとめていきます。
作品作りで難しかったところ、工夫したこと、頑張ったところ、特にみて欲しいところなどを子どもたちに考えてもらいます。時々、(紹介したいところが)え?そこなの?と思うところもありますが、それはそれで面白いプレゼン資料ができあがっていきます。見て聞く人がわかりやすいように文章を考え、写真を取り込んでいきます。
文字入力が難しい子どもたちには、音声入力をしてもらいます。
変換がおかしいところだけ、講師が修正します。このようにして子どもたちの言葉での紹介文が出来上がっていきます。
あとは本番に向けて練習をするだけ
作品、プレゼン資料が完成したら、あとは練習あるのみです。
ロボットを作った生徒さんはロボットを動かす練習をします。
壊れやすい部分が見つかったり、少しプログラムを修正したりして本番に向けて、作品の完成度を高めていきます。マイクラで作品を作った生徒さんはワールドの地図を頭にいれて、順番通りにワールドの中を案内できるように、また、キャラクターを上手に動かしていくことができるように練習を重ねていきます。
プレゼンの資料を読み上げていく練習もします。
それぞれの練習ができてきたら、最後にチームとしての発表の練習をします。始めの挨拶から終わりの挨拶までを一通り行ないます。
本番前のレッスンの後は、発表の練習を一通り動画で撮影したものを自宅で確認してもらい、本番に臨みます。
発表会のレッスンを通して、コミュニケーションスキルが大きく磨かれます。自分の意見を相手に伝えなければいけません。相手の意見を聞くことも大切です。自分の意見と相手の意見が異なるときにはたくさん話し合い、譲り合うことも必要になります。リーダー役になる生徒さんもいます。自分の作品を相手に伝えるためのプレゼン資料作りもするので、相手に考えを伝えるためのふさわしい言葉選びも学ぶことができます。
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ロボット・プログラミング教室ロボテックでは、子どもたちが興味を持つブロックという教材を通じて、強要されることなく自然な流れで課題を解決し、それを発表する、さらには他の人の意見に耳を傾けるという力を育んでいきます。ロボテックでは、ロボットづくり・マインクラフトでゲームづくり の無料体験を行っております。
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