WRO Japan 2019 WeDo Challenge関東大会に行ってきました!

2019年9月8日にパシフィコ横浜で「WRO Japan 2019 WeDo Challenge関東大会」が開催されました。6歳から10歳の子どもたち35チーム約80名による熱い戦いが繰り広げられました。

チームロボテックは年長さんから小学5年生までの6チーム12名で参加しました。

今年は京工芸大学Presents ロボフェス2019の会場内で開催され、小さなお子様から大人まで見て、触れて楽しめるイベントでした。
この日のために春から準備を進めてきました。さて、結果やいかに・・・・!!

WRO Japan 2019 WeDo Challengeのミッション

今年作るのは無人スクールバスです。
以下の項目を2分以内に行います。

1, 3人の子どもを家から学校校庭に送り届ける。
2, 給食のバナナを八百屋さんから学校の校舎に届ける。
3, バナナを乗せたスクールバスが校内に入る時は警告ランプを点滅し、警告ブザーを鳴らす。
4, チャージステーションに戻り、チャージスイッチをオンにする。
5, クルマ等の障害物にぶつからないこと。

ロボット(無人スクールバス)を作ろう

どんな形にしたら子どもやバナナを運べるでしょうか。
クルマで押し出すように運ぶ・・・、子どもを持ち上げて台に乗せる・・、囲いをつけてみる・・・。
なかなか上手くいきません。試行錯誤してようやくドアをつけたスクールバスがうまくいきそう!ということになりました。
子どもも、バナナも運べる形状のロボットができました。

プログラムを組んでみよう

さて、できあがった無人スクールバスロボットにプログラムを入れて動かしてみましょう。
前に走らせる、後ろには走らせる、ドアを開ける、ドアをしめる・・。今回のミッションをクリアするために必要なプログラムを作っていきます。
普段レゴ® WeDo 2.0を使いこなしているだけあって、みんなスムーズにプログラムを組み上げていきます。

今回使ったレゴ® WeDo 2.0の主パーツは、スマートハブ1個、パワーモーター2個です。
それぞれのパワーモーターにプログラムを割り当てていきます。

動かしてみよう

無人スクールバスロボット、プログラムとも出来上がったら試運転をしてみます。想定通りの動きをしてくれるのでしょうか。

まずは前進。前に進みました。
あれ、長い距離を走らせると少し曲がって行ってしまいます。無人スクールバスロボットのどこかが歪んでいるのかもしれません。
次は後進。ちゃんと後ろに進んでいきますが、ちょっと動きが鈍いみたいです。何かが引っかかっているのかもしれません。

ドアの開閉はどうでしょうか。
ドアは開きました。でも開いたはずみに部品が一部外れてしまいました。
閉めることもできましたが、その振動で今度はドア自体が外れて落ちてしまいました。

計画通りに動かすために

試運転で見つかった課題を解決するために、対策を立てて改修していきます。

<まっすぐ走らせるために>
・歪みをなくす
・左右にかかる重さを調整する

<ドアを破損しないために>
・外れないように補強
・ゆっくり動かす

みんなでアイディアを出し合い、ひとつひとつ課題をクリアできるよう調整を繰り返します。

そうして試行錯誤して出来上がった無人スクールバスロボット、プログラムでいざWRO Japan 2019 WeDo Challenge関東大会へ!

WRO Japan 2019 WeDo Challenge関東大会当日

みんな会場の雰囲気に最初は緊張して顔がこわばっていました。しかし実際の競技エリアで練習をしたり、ほかのチームのお友だちと話したりしているうちにだんだんいつもの調子を取り戻していきました。

練習通りにできたチームもあれば、車両チェックで引っかかってしまい改良を余儀なくされるチームも。万全に準備をしてきたつもりでも、ここでも様々な課題に直面します。
当日の会場では、子どもたちと先生は隔離されてしまい、一緒に無人スクールバスロボットを直すことも、一緒にプログラムを調整することもできません。
遠くから見守るだけでしたが、チームごとにそれぞれ何かをしている様子が見えました。

結果は、なかなか厳しいものでしたが、良い刺激と経験になったのではないでしょうか。
いつものレッスンでは自由に作っているけれど、「ルールや制約がある中で作る」ということは将来のものづくりにおいてきっと役立つことと思います。

さて、今回はロボフェス2019の会場内だったこともあり、周囲では興味深いイベントがたくさん行われていました。
WRO Japan 2019 WeDo Challenge関東大会の隣のROBO‐ONEブースからはROBO‐ONE 関東認定大会が行われていて白熱した実況が聞こえてきます。ROBO‐ONEの愛くるしい動きとその構造に惹かれウズウズするロボテック講師陣。次回はROBO‐ONEへの出場もあるかもしれません!

悔しい気持ちと新しい課題を持ち帰りました。また来年に向けてコツコツと鍛えていきましょう!
みんなお疲れさまでした!

ロボット・プログラミング教室ロボテックでは、子どもたちが興味を持つブロックという教材を通じて、強要されることなく自然な流れで課題を解決し、それを発表する、さらには他の人の意見に耳を傾けるという力を育んでいきます。

授業で実際に使用しているレゴ®WeDo2.0を使ってロボットを組み立て、動かしてみるところまでを体験いただけます。

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とーたか博士

とーたか博士

1975年佐賀県生まれ。 2003年インターネットの世界へ。当時アニメーションを制作する際に使われたFlashで「ActionScript」というプログラミング言語に触れ、プログラムの面白さを知ることに。 2005年に浜松町のWeb制作会社に勤務。10年以上にわたりウェブディレクターとして大手中小企業様のWebサイトを手がける。 「クリエイティブ力」の大切さと重要性に気づき、2017年に未来のエンジニアを育てる「ロボット教室のrobotec」を開校。