栃木市レッスン風景【クレーンゲーム②】チルトセンサーを使ってコントローラーを作ってみよう!
本日のカリキュラムは、前回『クレーンゲーム』を作った生徒たちの続きです。
前回の授業では、2つのモーターを使って【クレーンの支柱を左右に回転する動き】と【リールで紐を上下に巻き取る動き】という操作を、1台のタブレットで操作するプログラムを学びました。
プログラムブロックを長押しすると、接続した2つのモーターに色が割り当てられ、その色のモーターの動きをそれぞれプログラムすることで動かすことが出来ました。
今日は、【チルトセンサー】を使ってコントローラーを作ります。
前回作ったコントローラーより少し複雑な組み立てを行いました。
コントローラーを組み立てよう
さあ、前回コントローラーまで作ることが出来た生徒さんは、残り時間が少ない中で作ったのでとても簡単なコントローラーにしていました。
スマートハブの上にチルトセンサーを乗せてコードをつないだだけのコントローラーです。
ハブ全体を傾けることで操作を行いました。
しかし、今回は少し複雑なコントローラーを作ってもらいました。
まずは自分で考えて作る!とやる気満々のSちゃん!
【上下左右】にチルトセンサーが傾くようにブロックを使って組み立てるにはどうしたらいいのか?
試行錯誤しながら作ってもらいました。
しかし、直接チルトセンサーをスマートハブにつけてしまい、「あれ??動かない?!」と頭を悩ませていました。
講師もヒントをだしながら・・・
「例えばこんなパーツをこのように使うと、こういう動きが出来るよ?」
と、実際に参考になりそうな一部を作って、それをよく観察してもらい、頑張って組み立ててもらいました。
プログラムを修正しよう!
コントローラーが完成したら、一度作ったプログラムを修正していきます。
チルトセンサーやモーションセンサーなどセンサーを用いるときによく登場する【待機ブロック】を使って、また、【メッセージブロック】や【ループブロック】を使って作っていきます。
操作がしやすいように・・・
①チルトセンサーが左に傾いたら、クレーンの支柱のモーターを左回転させる
②チルトセンサーが右に傾いたら、クレーンの支柱のモーターを右回転させる
③チルトセンサーが上を向いたら、リールを上に巻き取る
④チルトセンサーが下を向いたら、リールを下におろす
⑤チルトセンサーが水平になったら、モーターを止める
というように作りました。
さあ、動かしてみましょう!
動かしてみよう!
早速コントローラーを動かしてみます。
しかし、思うように動きません・・・。
ここからが大変です。
『何が原因か?』を考えてもらわなくてはなりません。
講師も一緒に考えます。
『電池切れ?』⇒電池は満タンでした。
『モーターに負荷がかかっている??』⇒組立てに隙間などがあったり上手くブロック同士・ギア同士が接続されていないと、モーターに負荷がかかってしまい、その場合はスマートハブのライトの色がオレンジに点灯します。
しかし、今回は正常に青ライトが点灯していたので、負荷はかかっていません。
『プログラムが悪い?』⇒特に問題はないように見えました・・・。
その後も、思うようにクレーンが動かず、気持ちが沈んできてしまいましたが、原因がわかりました!!
『モーターのパワーが足りなかった』のです。
前に作ったプログラムで、モーターのスピードを速くしすぎるとクレーンが荒ぶってしまい、大変だったので、あえてモーターのパワーを小さくしていました。
しかし、モーターのパワーをあげてみるとどうでしょう!
無事左右に回転、リールも上下に巻き取ることが出来ました!
今回もお菓子をゲットだぜ!!
好きなお菓子を3つ選んでもらい、コントローラーで操作してゲットしていきます。
前回、同時に3つのお菓子を釣り上げることが出来たSちゃんは、今回も3つ同時にゲットします。
今日のカリキュラムでは考える時間がとても多く、頭がパンク寸前のご様子でしたが、最終的に上手に動かすことが出来たので花丸ですね!
よく頑張りました!
ロボテックでは正解を出すことだけが重要だとは考えておらず、生徒たちが自分で考えて出た答えを尊重するように心がけております。
ですので、今日みたいに自分で考えたオリジナルのコントローラーを作ってもらったり、思ったように動かなかったときに、
『何が原因か』
『なぜ動かないのか?』
・・・を考えてもらう事もとっても大切だと思っています。
時には考えても原因がわからなくてイライラしてしまったり、気持ちが沈んでしまったりすることもあると思います。
そんな時は我々講師が上手にサポートできるように心がけております。
考えたってわからないときもあるよね!!
ロボテックがつまらなくなってしまうのも寂しいですし、学びも大事ですがせっかくなら楽しみながら学んでもらいたいので、その都度様子を皆から生徒たちのフォローを行っていけるように今後とも心かけていきたいと思います!
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ロボット・プログラミング教室ロボテックでは、子どもたちが興味を持つブロックという教材を通じて、強要されることなく自然な流れで課題を解決し、それを発表する、さらには他の人の意見に耳を傾けるという力を育んでいきます。
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