館林ベースレッスン風景【コマとコマスターター】

本日のカリキュラムはLEGO wedo2.0を使って、コマとコマスターターを作っていきます。みなさんも一度はコマを回したことがある、子供の頃に遊んだという経験があるのではないでしょうか。そのコマを作っていきます。コマは手動でも回るので、プログラミングは不要です。しかし、案外コマをうまく回すのは大変。子どもたちと一緒にコマを作って先生も回してみるのですが、同じコマを使っていても、子どもたちのほうが上手に回せることが多いです。

そこで、コマスターターを使います。これはコマを上手に回せない人にとっては救世主。モーターとギアを使ってコマを回転させるのでいつでも同じようにまわります。

コマを組み立てる

実はコマには作り方がありません。通常ロボテックではロボットを作る際に組み立て方を見ながら作ってもらいます。複雑なロボットは見ただけではなかなか作るのが難しいので、1つずつのパーツに分けて誰でも組み立てができるようになっています。

しかし、コマの場合は軸に車輪をくっつけただけでも回るので組み立て書はないです。ここは生徒さんたちのオリジナルで作ってもらいます。ですが、普段組み立て書を見ながら作っていると、なかなか自分で作ってみてと言われても難しいようです。

自分で考えてみる、やってみることの大切さ

いきなり自由に作ってみて、と言われてもなかなか難しいですよね。そういったときには先生がいくつか見本を作って一緒に回してみます。意外にも1つ作ってみると、「ここはこうしたらどうか?」「このパーツを違うものにしてみては?」と生徒さんたちは自分なりのコマを作りはじめたりもします。

自分で作ったコマは愛着が湧くのか、もっと長く回したい!他の子のコマよりもかっこよくしたい!といって改良を重ねていきます。

そこで先生は「コマが長く回るためにはどうしたらいいだろう?」と生徒さんに投げかけます。小学校や学校で教わる授業とロボテックの違いはここです。ただ単純に教えるだけではなく、生徒さん自ら考えてもらって、行き詰まったときに声をかけ、手を差し伸べます。

興味がないことってなかなか頭に入ってこないですし、覚えておくのも難しいですよね。
ですが、自分が興味のあることってどんどん学んでいけますし、よく覚えていると思います。

生徒さんが「どうしたらもっとコマが長く回るだろう?」と疑問をいだき、興味が向いたときに「実はね・・コマが長く回る秘密があるんだよ」と教えていくことでより生徒さんの記憶に残り、興味を引くものになると考えています。

また、なかなか興味がわかない、ひたすらに遊んでしまうというのも子どもであればよくあることです。
そういったときには、先生自らが長く回るコマを作って見せてあげたり、一緒に作ってみよう!と声をかけます。

そうすると、どうやるの!?いっしょに作りたい!と興味を持ってくれます。

ただただ、決まったことを教える、というよりも何かしら1つでも興味を持ってもらう、知りたいと思ってもらうような授業に取り組んでいます。

コマの授業は生徒さんの独自性だけではなく、自分で考えてやってみることの楽しさを学んでもらう授業だと考えています。そのサポートができるよう先生たちは子どもたちを見守りつつ、適切なアドバイスをしていけるよう日々学んでいます。

まとめ

普通のカリキュラムよりもカンタンそうで、でも意外に奥が深いコマの授業。ただ回して楽しい!だけではなく、他の子よりももっと長く回すにはどうしたらいいかと自ら考えて、改良してみる、そんな思考を養うことができると思います。

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ロボット・プログラミング教室ロボテックでは、子どもたちが興味を持つブロックという教材を通じて、強要されることなく自然な流れで課題を解決し、それを発表する、さらには他の人の意見に耳を傾けるという力を育んでいきます。

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とーたか

とーたか

1975年佐賀県生まれ。エンジニアを目指し工業高校へ行くものの、なぜかデザインの世界へ寄り道し1994年に桑沢デザイン研究所へ。 この時ゼミとして受けていた授業の中で「インターネットというモノがこれからくるぞ」ということを知る。 2003年インターネットの世界へ。当時アニメーションを制作する際に使われたFlashと呼ばれるソフトで「ActionScript」というプログラミング言語に始めて触れ、プログラムの面白さを知ることに。 2005年に浜松町のWeb制作会社に勤務。10年以上にわたりウェブディレクターとして大手中小企業様のWebサイトを手がける。 「クリエイティブ力」の大切さと重要性に気づき、2017年に未来のエンジニアを育てる「ロボット教室のrobotec」を開校。