レッスン風景【貨物列車】重たいものを運ぶ-2-『まさつ力』とは?
本日はLEGO Educationシリーズの、WEDO2.0を使った授業をご紹介します。
本日のカリキュラムは【重たいものを運ぶ2】です。
現代には便利な道具や乗り物がたくさんあります。例えば乗り物を使うとき、より多くの荷物を一度に運ぶことができたら、何度も往復する必要がなくなるので、燃料や資源を有効に使うことができますね。
どうすれば、一度に多くの荷物を運べるようになるのでしょうか?
皆で考えてみよう!
まずは皆で話し合ってみました。
)調査1
重たいものを運ぶにはどんなものが使われていますか?
それぞれがいろんな意見を出してくれました!
「トラック!」
「飛行機!」
「船!」
「ひも!!」!紐!なるほど!引っ張るときに必要な『もの』ですよね!
他にはあるかな??
「電車!」
「機関車!」
「人!!」
「馬!」
うんうん!たくさんの意見が出ました。
貨物列車をつくってみよう
さあ、いろいろな意見が出た中で、本日は【貨物列車】を作ってもらいます。
『重たいものを運ぶ』というカリキュラムとして、先に『重たいものを運ぶロボット』を作成しています。
今回は初めての授業の生徒にはこのロボットを。
2回目の生徒にはwedo2.0の【ウォームギア】を使った【貨物列車】を作ってもらいました。
サポートしながら組み立て
2種類のロボットを作っていきますので、それぞれが組立図をみながら作っていきます。
途中で組み立てがわからないと不安になる子には、お兄さんお姉さんチームが率先してサポートしてくれました!
ひっぱるロボット完成
まずは電池10本をはこんでみよう!
つるつるするプラスチックの足では滑って前に動きません!
カリキュラムの調査2を皆で話し合ってみました!
)調査2
綱引きで勝つのはどっち?
さあ、チームAとチームBの写真を見比べて、なにか気づいたことはないかな??
人数は?同じだね。
ヒントは『足もと』だよ。
チームAは靴を履いているね!はだしと靴だと、何が違うと思う?
滑りやすさかな?踏ん張りがきくのかな?
では、重たいものをしっかり運ぶために、ロボット君の『足』を改造してみよう!
つるつる滑るプラスチックではなく、ゴムのタイヤに履き替えてみました!
しっかり地面を踏みしめて、重たい電池を運ぶことができました!
貨物列車も完成!
さて、貨物列車はどうかな?
貨物列車も荷台を付けて完成しました!
貨物列車には最初からタイヤがたくさんついていました。電池10本は運べたかな?
荷台にどのように荷物を積むかもとても大事です。
地面にくっつくように荷物を乗せると、なかなか思うように運べません・・・。
ポイントは摩擦力(まさつ力)です。まさつが引っ張る力を邪魔してしまいます。
まさつ力とは?
床の上に置かれた物体を動かそうとすると、それを邪魔しようとする力が働きます。
その力は物体と物体の間の接触面にはたらきます。この力を摩擦力といいます。物体が動く向きと必ず逆向きです。
ペットボトルを運んでみよう!
ここからはどんどん記録に挑戦です!
)改造
引っ張る方は踏みしめる力が強いほうがいいので、ロボットの足や貨物列車のタイヤにゴムのタイヤを履き替えました。
さらに、貨物列車にはタイヤの数を増やしたりと工夫を凝らしました。
)荷台の工夫
引っ張られる荷台はどうでしょう?
摩擦が強い(地面との接地面が多い)と引っ張る力を邪魔してしまうので、荷台にも工夫をこらします。
タイヤを取り付けて滑りを良くしました!
電池10本が運べるようになったら今度は15本!次はペットボトル!
ペットボトル1本が運べるようになったらペットボトル2本!!
時間ギリギリまでそれぞれが工夫をこらし、課題に向き合ってくれました。限界までチャレンジ!
「電池何本まで乗るかなぁ・・・?」
皆楽しそうに取り組んでくれましたよ!
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