レッスン風景【自動ドアを作ってみよう】
こんにちは。ロボテック講師のナガセです。
LEGO Educationシリーズの、WEDO2.0を使った授業を行いました。
今回は、幼稚園生〜小学生低学年のお子様向けのレゴを使った
プログラミング授業の風景をご紹介していきたいと思います。
通常、ロボテックの授業では
1回1時間半の授業の中で、1カリキュラムという形で進めています。
カリキュラムごとに決まったテーマのロボットを組み立て、
そのロボットを動かすためにプログラミングをするまでが大きな流れです。
今回は、ロボテックのカリキュラムの1つ
【自動ドアを作ろう】について、
授業の進め方や実際のレッスン風景をご紹介していきたいと思います。
目次
授業の流れ
今回のカリキュラム【自動ドアを作ろう】の
大まかな流れです。
①身近な自動ドアを探してみよう
②自動ドアの歴史を知ろう
③自動ドアの仕組みを知ろう
④自動ドアを作ってみよう
⑤自動ドアを動かしてみよう
いきなり作り始めて、ただ動かしてみるのではなく
自分たちの周りにあるもの、普段からつかっているものが
どんな仕組みで動いたりどんな歴史があるものなのかを知るところから始めます。
①身近な自動ドアを探してみよう
まずは自分たちの身近な自動ドアを探すところから。
「どこにあるかな?」と聞くと
「焼肉屋さん!」
「カンセキ!」
「コンビニ!」
など幼稚園生でもたくさんのお店の名前を上げてくれます。
悩んだときはお友達と相談しあうなど
コミュニケーションの時間にもなります。
②自動ドアの歴史を知ろう
自分たちの周りには、多くの自動ドアがあることを知ることができたら
「自動ドアはいつからあるのか」などの歴史を学んでいきます。
実は、自動ドアが初めて使われたのはなんと大正時代。
みんなが生まれるずっとまえから自動ドアがあるんだよ、と説明すると
「昔はどこにあったの?」
「大正時代って?」と様々な興味も広がります。
時間の許す限り、その場に応じて生徒たちの質問や疑問には
その場で一緒に調べてみんなに共有をしていきます。
③自動ドアの仕組みを知ろう
自動ドアについて理解が深まってきたところで
これから作る自動ドアがどんな仕組みで動いているのかを考えます。
実際の授業では、3択の質問形式などで勉強していくことがおおいです。
④自動ドアを作ってみよう
自動ドアの動く仕組みがわかったところで
実際にロボットで作っていきます。
ドアが開く仕組みは?
上手に作るにはどうしたらいいだろう?
などポイントを質問しながら組み立てを行っていきます。
基本的には作り方をみて組み立てを行っていきますが、
組み立てにはわざと一部間違えているところや
工夫したらよりよくなるものなど組み立てでも
自分で考えて作るということを大切にしています。
また、説明書どおりに作るだけではなく
オリジナルの改造をしてみたり
間違えがあっても自分で気づくことを待ってみたりと
自分で考えたり、興味を持つことを大切に授業を行っています。
⑤自動ドアを動かしてみよう
組み立てが終わったらプログラミングを行っていきます。
自動ドアのプログラムは「開く」「閉じる」と比較的カンタンな
プログラムです。
ロボテックの授業は講師1人につき最大でもお子様4人くらいの
小規模な授業です。
そのため、子どもたちがそれぞれどれくらい理解できているのか、
苦手なところはどこかを講師それぞれが把握し、1人1人に時間をかけて苦手なところをサポートしています。
プログラムをぜんぜんやったことがない、
手先が器用じゃないけどみんなについていけるかな、などのご心配はありません。
このカリキュラムを行う上でロボテックが大切にしていること
ロボテックでは
・子どもたちの興味関心を伸ばす
・子どもの長所を伸ばし、苦手をサポート
・自分の頭で考え、行動できるようにサポート
するということを大切に日々の授業を行っています。
「自動ドアを作ろう」では、どんな工夫をしているかをご紹介したいと思います。
①自分たちの身近な自動ドアをテーマに友達とコミニュケーションを図り、いろいろな興味を引き出す
授業の初めに行った「自動ドアはどこにある?」という質問は
子どもたちの興味関心を伸ばすために友達と話し合ったり
一緒に調べることを大切にしています。
自分たちに馴染みが深いテーマなので子どもたちも
「そういえば〇〇店は自動ドアじゃなかった!」
「なんでだろう〜」
と考えてみたり
自動ドアはどんな仕組みで動いているのかを考えてみたりと
日常生活では深く考えることがないことについても
追求し、一緒に調べていきます。
そうすることで、意外なところで子どもたちの興味が広がったり
コミニュケーションが深まったりしていく過程を大切にしています。
②子どもの長所を伸ばし、苦手をサポート
子どもたちそれぞれの能力に応じて
得意なところはわざとちょっと難しくしてみたり、発展として
新しい課題を与えてみたりもします。
今回のカリキュラムでは
自動ドアを開く部分のギアラックが短く
ドアが外れやすいという欠点があります。
組み立てが早い子には、「ドアが外れやすいけどどうしたらいいかな?」と新たな課題を考えてもらったります。
逆に苦手な子には、どこができないのか1つ1つ一緒に解決をしていきます。
③自分の頭で考え、行動できるようにサポート
このカリキュラムでは、組み立て書が完璧なものではないです。
そのため実際に動かしたときにドアが外れたり
ドアが開かなかったりすることがあります。
そんなときに、「どうしてちゃんと動かないんだろうね?」とまずは
こどもたち自身に考えてもらうことを大切にしています。
たとえ、導き出した答えが一見間違っていても
すぐに否定せずまずはやってみよう!と一緒にやってみる
すると、私達講師でも気づかなかった発見があることもよくあります。
上記のようにロボテックは
はじめからロボットを完璧に組み立て、完璧に動かすことが目標ではありません。
小学校でのプログラミング教育が始まり
「論理的思考を養う」とよく耳にするようになりましたが
ロボテックではその基礎となる
「まずは興味を持つ」
「自分で考えてみる」
「やってみる」
という思考や行動力を育てることを大切にしています。
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ロボット・プログラミング教室ロボテックでは、子どもたちが興味を持つブロックという教材を通じて、強要されることなく自然な流れで課題を解決し、それを発表する、さらには他の人の意見に耳を傾けるという力を育んでいきます。
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