【SDGs】ー持続可能な開発目標ーについて学ぼう!①
2020年も、あと3ヶ月を残すばかりとなりました。
今年もロボテックでは、12月の年末に【ロボテック発表会】を開催することとなりました。
子供たちが、日頃学んだことを活かし、『課題・テーマ』に沿った内容でロボットを作ったり、プログラムを組んだりしたものをみんなの前で発表してもらいます。
今年のテーマは【持続可能な世界をみんなで作ろう!】です。
このテーマのもととなっている、【SDGsーエス・ディー・ジーズー】をご存知でしょうか?
今回はそのSDGsについて学んでいこうと思います。
目次
SDGsとは?
国連が定めた「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称で、2030年までに、途上国・先進国関係なく達成しようという目標です。
Sustainable・・・・・持続可能な
Development・・・・開発
Goals・・・・・・・・目標
簡単に言うと、地球にずっと住み続けられるように世界中のみんなが、地球を守るために立てた17の目標のことです。
)持続可能な開発って?
持続可能な開発とは、『将来の世代の為の環境や資源を壊さずに、今の生活をよりよい状態にすること』です。
発表会のテーマ
17の目標は幅広いテーマが盛り込まれています。
発表会ではこの中から、子供たちにもイメージしやすいであろう6つのテーマをピックアップして考えていきます。
みんなのアイデアで世界や未来を変えるものづくりにチャレンジしてもらいます。
ピックアップした6つのテーマ
)目標4/質の高い教育をみんなに
“だれもが公平に、良い教育を受けられるように、また一生に渡って学習できる機会を広めよう”
\ 例えばこんな問題が・・・ /
☆サハラ以南のアフリカ地域、西アジア地域、南アジア地域では、5人に1人が小学校に通えません。
すべての年代で、サハラ以南のアフリカ地域の子どもたちが、もっとも学校に通うチャンスが少なくなっています。小学校に通えない子ども5900万人のうち、3200万人はサハラ以南のアフリカ地域に暮らしています。これに続くのが南アジアです。南アジア地域で小学校に通えない子どもの数は1300万人にのぼります。
また、中学校や高等学校に進学できるチャンスも限られています。世界全体でみると、16%(25人中4人)が中学校に通えず、35%(20人中7人)は高校に通えません。
☆世界の15歳以上のうち7.6億人が読み書きが出来ません。そして、そのうちの3分の2が女性なんです。
ちょっと驚きの事実ですね!
日本ではほぼ100%の人が読み書きが出来ます!
)目標のターゲット
★達成目標
①2030年までに、男の子も女の子も、すべての子どもが、しっかり学ぶことのできる、公平で質の高い教育を無料で受け、小学校と中学校を卒業できるようにする。
②2030年までに、すべての子どもが、幼稚園や保育園にかよったりして、小学校にあがるための準備ができるようにする。
③2030年までに、すべての人が、男女の区別なく、無理なく払える費用で、技術や職業に関する教育や、大学をふくめた高等教育を受けられるようにする。
④2030年までに、はたらきがいのある人間らしい仕事についたり、新しく会社をおこしたりできるように、仕事に関係する技術や能力をそなえた若者やおとなをたくさん増やす。
⑤2030年までに、教育のなかでの男女の差別をなくす。障がいがあったり、先住民族だったり、特にきびしいくらしを強いられている子どもでも、あらゆる段階の教育や、職業訓練を受けることができるようにする。
⑥2030年までに、すべての若者や大半のおとなが、男女ともに、読み書きや計算ができるようにする。
⑦2030年までに、教育を受けるすべての人が、持続可能な社会をつくっていくために必要な知識や技術を身につけられるようにする。そのために、たとえば、持続可能な社会をつくるための教育や、持続可能な生活のしかた、人権や男女の平等、平和や暴力を使わないこと、世界市民としての意識、さまざまな文化があることなどを理解できる教育をすすめる。
☆実現のための方法(ヒント)
①子どものこと、障がいや男女の差などをよく考えて、学校の施設を作ったり、なおしたりし、すべての人に、安全で、暴力のない、だれも取り残されないような学習のための環境をとどける。
②2020年までに、開発途上国、特に最も開発が遅れている国、島国やアフリカの国などの人が、先進国や他の国で、職業訓練、情報通信技術、科学技術のプログラムなどの高等教育を受けるための奨学金の数を世界的にたくさん増やす。
③2030年までに、開発途上国、特に開発が遅れている国や島国で、学校の先生の研修のための国際協力などを通じて、知識や経験のある先生の数をたくさん増やす。
)目標7/エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
“すべての人が、安くて安全で現代的なエネルギーをずっと利用できるようにしよう”
\ 例えばこんな問題が・・・ /
世界で電力を使えない人は8億4000万人です。
)目標のターゲット
★達成目標
①2030年までに、だれもが、安い値段で、安定的で現代的なエネルギーを使えるようにする。
②2030年までに、エネルギーをつくる方法のうち、再生可能エネルギー※を使う方法の割合を大きく増やす。
※太陽光、風力、地熱など、使っても減らず、二酸化炭素を排出しないエネルギー源
③2030年までに、今までの倍の速さで、エネルギー効率をよくしていく。
☆実現のための方法(ヒント)
①2030年までに、国際的な協力を進めて、再生可能エネルギー、エネルギー効率、石炭や石油を使う場合のより環境にやさしい技術などについての研究を進め、その技術をみんなが使えるようにし、そのために必要な投資をすすめる。
②2030年までに、さまざまな支援プログラムを通じて、開発途上国、特に、最も開発が遅れている国、小さな島国や内陸の国で、すべての人が現代的で持続可能なエネルギーを使えるように、設備を増やし、技術を高める。
)目標11/住み続けられるまちづくりを
“だれもがずっと安全に暮らせて、災害にも強いまちをつくろう”
\ 例えばこんな問題が・・・ /
過去40年にわたって、人びとが避難や移住をしなければならなくなるような自然災害の発生件数が大きく増えています。
頻発する干ばつ、砂漠化、スーパー台風、豪雨など、増加している災害は、やむなく移動を強いられる人、食糧危機にさらされる人が増える原因にもなっています。
)目標のターゲット
★達成目標
①2030年までに、すべての人が、住むのに十分で安全な家に、安い値段で住むことができ、基本的なサービスが使えるようにし、都市の貧しい人びとが住む地域(スラム)の状況をよくする。
②2030年までに、女性や子ども、障害のある人、お年寄りなど、弱い立場にある人びとが必要としていることを特によく考え、公共の交通手段を広げるなどして、すべての人が、安い値段で、安全に、持続可能な交通手段を使えるようにする。
③2030年までに、だれも取り残さない持続可能なまちづくりをすすめる。すべての国で、だれもが参加できる形で持続可能なまちづくりを計画し実行できるような能力を高める。
④世界の文化遺産や自然遺産を保護し、保っていくための努力を強化する。
⑤2030年までに、貧しい人びとや、特に弱い立場にある人びとを守ることを特に考えて、水害などの災害によって命を失う人や被害を受ける人の数を大きく減らす。世界の国内総生産(GDP)に対して災害が直接もたらす経済的な損害を大きく減らす。
⑥2030年までに、大気の質やごみの処理などに特に注意をはらうなどして、都市に住む人(一人当たり)が環境に与える影響を減らす。
⑦2030年までに、特に女性や子ども、お年寄りや障がいのある人などをふくめて、だれもが、安全で使いやすい緑地や公共の場所を使えるようにする。
☆実現のための方法(ヒント)
①国や地域の開発の計画を強化して、都市部とそのまわりの地域と農村部とが、経済的、社会的、環境的にうまくつながりあうことを支援する。
②2020年までに、だれも取り残さず、資源を効率的に使い、気候変動への対策や災害への備えをすすめる総合的な政策や計画をつくり、実施する都市やまちの数を大きく増やす。「仙台防災枠組2015-2030」にしたがって、あらゆるレベルで災害のリスクの管理について定め、実施する。
③お金や技術の支援などによって、もっとも開発の遅れている国ぐにで、その国にある資材を使って、持続可能で災害にも強い建物をつくることを支援する。
・・・・・続く。
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