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ロボテック

ロボテックの生徒さんが予選突破!第7回マインクラフトカップ

「第7回Minecraftカップ まちづくり部門 地区大会【北関東信州ブロック】」に挑戦し、予選を通過いたしました!!

Minecraftカップは、教育版マインクラフトを使用した、子どもたちの創造性や協働力、問題解決能力を育む全国規模のコンテストです。毎年、SDGsや社会課題をテーマに、子どもたちがチームで作品を制作し、プレゼンテーションを行います。プログラミング的思考やデジタルスキルを実践的に学べる場として、教育関係者からも高く評価されています。

過去最大規模の大会で予選突破

マインクラフトカップとは

今年度の第7回Minecraftカップには、海外・全国14ブロックから過去最大となる「836作品」の応募がありました。その内、まちづくり部門では「346作品」の申し込みがあり、総勢「1,984人」もの子ども達が参加しました。

予選では、Minecraftカップ会員によるオンライン投票を実施し、審査員による厳正なる審査の結果と合わせて、地区大会に進出する「203作品」が決定。ロボテックの生徒たちは、この激戦を勝ち抜き、予選通過17チームの一つに選ばれました。

イオンモール川口前川で作品発表

予選通過後、イオンモール川口前川にて作品発表を行いました。多くの来場者の前で、自分たちが作り上げた世界を堂々とプレゼンテーションする姿は、日頃の学習の成果が表れた瞬間でした。

作品紹介

発表作品「もしもワールド」

作品テーマ:どんな災害があっても、楽しくて安心な未来

子どもたちが創造したのは、レジリエンス(困難から立ち直る力)をコンセプトにした未来都市です。「大変なことがあっても、立ち直れる力」という言葉の意味をインターネットで調べ、それをどうワールドに取り入れるか、チーム全員で考えました。

作品の特徴

空中庭園

地震の影響を受けない空中に浮かぶ施設として設計しました。ホテル、映画館、水族館、レストランを完備し、災害時でも安心して楽しめる空間を実現。高速ガラス張りエレベーターで最上階まで一気に上がれる仕組みは、制作に最も苦労した部分の一つです。

地下お祭り会場

どんなときでも元気になれる場所として、ジェットコースターや花火を設置。レッドストーン回路を駆使した自動花火打ち上げ装置により、ボタンを押すと連続で花火が上がり、夜空を埋め尽くします。

津波回収システム

子どもたちがネットで「津波の対策」を調べて考案した独自の防災システムです。津波がきたタイミングで、防波堤で防ぎきれなかった波を地下に受け流す仕組みをレッドストーン回路で実装。レバー操作で排水口が大きく開き、海水が街に侵入しないようにしています。

スーパー銭湯のあるお城

スーパー銭湯やお花見会場を備えた、リラックス空間です。設計と制作に最も時間をかけた力作で、日本の伝統美とレジリエンスの概念を融合させました。

制作においてのポイント

チームで計画

まず、チームで「どんな街にしたいか」話し合い、空中と地下に分けて作ることを決定しました。最初の1週間で「どんな施設を作るか」リストを作成し、役割を分担。スケジュール管理表を作成し、いつまでに誰が何を担当するのかを明確にして、遅れないように進めていきました。

自主的な調査と学習

レッドストーン回路を利用した建築物の作り方については、チームメンバーと一緒に相談し、マインクラフトが得意なメンバーが中心となって、YouTubeなどを見ながら作り方を調べました。わからないことは、ネットや本で調べる時間を2日間設けるなど、主体的に学習を進めました。

技術的な挑戦

レッドストーン回路を使った様々な装置を制作しました。

穀物回収装置では、畑の作物をピストンで自動で集める仕組みを構築。作物がちゃんと集まるように回路を工夫しました。ジェットコースターでは、上昇する時の「カタカタ」とゆっくり上がる感じをコンパレータをうまく使って再現しています。

ロボテックで育む力

今回のマインクラフトカップへの挑戦を通じて、生徒たちは以下のスキルを伸ばしました。

問題解決能力

災害対策という社会課題を、具体的な仕組みとして形にする創造力を発揮しました。

プログラミング思考

レッドストーン回路による論理的思考を実践。複雑な装置を動作させるための試行錯誤を繰り返しました。

協働力

チームでの役割分担と進行管理を自分たちで行い、目標達成に向けて協力しました。

プレゼンテーション力

自分たちの作品を言葉で伝える力を、実際の発表の場で磨きました。

リサーチ力

必要な情報を自ら調べ、学習する主体性を身につけました。

保護者の皆様へ

マインクラフトは単なるゲームではなく、創造性と論理的思考を育む教育ツールです。ロボテックでは、こうした実践的なプロジェクトを通じて、子どもたちの「未来を創る力」を育てています。

今回の大会では、全国から集まった1,984人の子どもたちの中から予選を通過するという素晴らしい成果を残すことができました。この経験は、生徒たちにとって大きな自信となり、今後の学習意欲の向上にもつながると確信しています。

今後も生徒たちの挑戦を全力でサポートしてまいります。引き続き、温かいご支援をよろしくお願いいたします。

とーたか博士

とーたか博士

1975年佐賀県生まれ。 2003年インターネットの世界へ。当時アニメーションを制作する際に使われたFlashで「ActionScript」というプログラミング言語に触れ、プログラムの面白さを知ることに。 2005年に浜松町のWeb制作会社に勤務。10年以上にわたりウェブディレクターとして大手中小企業様のWebサイトを手がける。 「クリエイティブ力」の大切さと重要性に気づき、2017年に未来のエンジニアを育てる「ロボット教室のrobotec」を開校。