WRO Robot Olympiad 2019 準備活動レポート ー栃木市ベース編 第2段ー

 6月にWRO 2019準備開始の報告をさせて頂きましたが、いよいよ栃木市ベースの新教室の完成と共に、参加希望者も出揃い、競技会まで約40日にとなった7月25日、栃木市ベースの参加希望者ゆいと君を中心に、コンテストの具体的準備を開始しました!

まず、先月、新たに公開された日本語版のルールブックを基に、ゆいと君がしっかりとルールを理解出来るよう、事前に準備した速習ガイドを基に、ゆう先生よりルール概要を解説してもらいました。コンテストのルールをゆいと君が理解をした後、次にどのような競技車両にするかを、ゆう先生とゆいと君で議論を開始!。これまで教室で学んだ様々な「動く機能」を思い出しながら、プロトタイプ1号機の方針を決定し、組立て作業に取りかかりました!

       

▲ルール説明の様子                   ▲プロトタイプ構想の様子

プロトタイプ1号機の構想

今回はプロトタイプ1号機であり、いきなり全機能を持つものをつくるのではなく、競技会のルールの基本要件である

 ・子どもと果物のフィギャーを確実に運ぶ

ことに留意し、どのような移動ロボットにするかを考えてもらいました。

そこでまず、プロトタイプ1号機として、各フィギャーを乗せまま(または取って)、学校まで運ぶことを目標にし、

1. 前後に動けるロボットの製作とプログラミング
2. 後退しても乗せた(または取った)子どもや果物フィギャーがロボットから出ない構造

を考え、プロトタイプの作成にチャレンジすることにしました。

“1”の条件をクリヤーするために参考としたのは、今回、”マイロ”の駆動部分とシャーシーとなる部材の組み合わせでした。

次に、”2″の条件をクリヤーするために参考としたのは、”部品を集める”で用いた部品を取り込む構造としました。しかし、今回のコンテストでは、前進だけで上手くいくとは思われないことから、後退した時にも集めたフィギャーが取り込み口より出て行かないようにする秘策が必要になります。そこで、ゆう先生とゆいと君でいろいろと相談をし、取り込み部分の先端に”ゲート”を取付けることとしましした。

    

▲取り込み部のゲート機能と車体部の組立て作業       ▲いよいよプログラミング開始!!

いよいよ記念すべきプロトタイプ原型品の完成!!

次に、簡単なプログラム作成作業に入り、いよいよトライアル開始!!

果たして、競技フィールドの子どもや果物のフィギャーを上手く運ぶことができるのか!?

ところが、最初に子どものフィギャーを取り込んだ直後、フィギャーが倒れるアクシデントが発生! そのままロボットを後退させたら、なんと、ゲートの下をフィギャーがくぐり抜けてしまうという事態が発生しました!!(これは大変!!)

プロトタイプ原型の改良!!

コンテスト中は、このようなアクシデントが発生しないとは限らないので、フィギャーが倒れても取り込み口から抜け出ないようにする構造を、新たな対策案として、ゆいと君とゆう先生とで検討に入りました。

最終的に、ゆいと君の提案で、ゲートの下部と地面との間を、フィギャーが転倒してもゲートから出ない隙間にするために、ゲートの下部に一段ブロックを追加するという、最もシンプルな方法の採用!。早速、プロトタイプ改造し転倒したフィギャーがこぼれないことを確認することができました! ゆいと君案採用決定!!。

そして、ついに改良案を盛り込んだ原型モデルの改良機が完成!!

▲プロトタイプ原型改良版完成!!

 ここまでの作業時間、実に1時間と、思いの外順調に進み、ゆいと君にも余裕が出始めてきました!!

 とここで、いきなり”デコレ”モードに突入!! (アレ? まだまだ課題があるけで大丈夫か?)

結果的に、本日のデコ盛り気味の完成版は・・・・・・・。

▲7月25日現在の プロトタイプ1号機の完成型!!(かなりデコッてるけど、大丈夫か?)

(まっ、今日は良いか!!)

ということで、次なる競技目標を達成するための機能改造に向け、明日から頑張りましょう!!

 

robotecスタッフ

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ロボテックのスタッフです。授業の様子や、プログラミングの情報を定期的にアップしていきます!